ご挨拶
日本応用心理学会第90回大会は、奈良県奈良市の帝塚山大学学園前キャンパスにて開催させていただくことになりました。大会委員長を務めることになりました谷口淳一と申します。よろしくお願いいたします。
全国から会員の皆様をはじめ、多くの方々をお迎えすべく、大会委員会では準備を進めております。会期は、8月27日（火）・28日（水）です。昨年の亜細亜大学で開催されました第89回大会と同様に全面対面で開催します。帝塚山大学では17年前の2007年に蓮花一己先生が大会委員長を務め、第74回大会を開催しました。私はまだ赴任前で学会員ですらなかったため、当時の様子は分からないのですが、多くの先生方からとても盛大な大会だったとのお話をうかがいました。残されていた過去の資料を見ると、蓮花先生と森下高治先生（第3期理事長）を先頭に学内の先生や大学院生が総動員で実施されていたようで、大変な熱気を感じました。その頃に比べると学内の教員や大学院生の会員は少なく、当時のような盛り上がりを再現することは難しいですが、応用心理学の有益な研究と情報の交流の場となる大会にしたいと思います。
第90回大会では奈良という地域を意識しながら、「教育」と「日本酒」に関するシンポジウムを計画中です。自主企画ワークショップや教育発表も募集します。一般研究発表については、ポスター発表のみ募集いたします。第88回大会から始まったフラッシュトークという素晴らしい試みですが、今回はあえて実施しないこととしました。ポスター発表の同時発表数を少なくして多くの方に発表が見てもらえるよう、その時間を確保するためです。どうかご理解ください。
第89回に引き続き、1日目の夜には懇親会も学内で開催します。奈良の地酒をできるだけ多く用意する準備を進めています。こちらもご期待ください。
本大会最大のウリはなんといっても古都・奈良での開催です。大会を実施する学園前キャンパスは近鉄学園前駅の目の前、徒歩1分の好立地にあります。世界遺産である東大寺や興福寺、春日大社の最寄りの近鉄奈良駅までは10分ほどで到着します。薬師寺や唐招提寺も至近です。近鉄奈良駅近辺の「ならまち」は古い町並みの中に素敵なお店が立ち並んでおり、人気の観光スポットです。どうぞ「大人の修学旅行」と思ってお越しください。ただ、昨年にCovid-19が5類に移行されたことに伴い、観光客が奈良にも戻ってきて大変賑わっております。おそらく夏のこの時期も宿泊施設などの混雑が予想されます。今回、平日開催となり、ご所属先の業務の都合上、参加のご調整にご面倒をおかけするかもしれませんが、その分、土日よりは混雑も緩和されていることを期待しています。とはいうものの、宿泊施設については早目のご手配をお願いいたします。
2024年は帝塚山大学が開学60周年を迎える年でもあります。本大会は帝塚山大学協賛のもと、開学60周年記念事業の１つとして位置づけ、大学をあげて準備を進めたいと思います。酷暑が予想されますが、夏の奈良にぜひお越しください。
委員長 谷口 淳一
