シンポジウム
日時:8月28日(水)13:00~15:00
場所:帝塚山大学 16号館6階 16602教室
企画:日本応用心理学会第90回大会委員会
司会:中地展生(帝塚山大学心理学部)
題目:大学と地域の協働― 帝塚山大学におけるグループ・アプローチ実践 ―
【内容】
大学は長く「知の拠点」としての役割を地域社会の中で果たしてきた。しかし,近年のさまざまな社会的課題の解決のために大学はより地域社会の課題に積極的に取り組む姿勢が求められている。臨床心理学の中でも,カール・ロジャーズにより創始されたパーソンセンタード・アプローチでは,エンカウンター・グループをはじめとして,さまざまなグループ・アプローチを用いて地域支援を行っている。本シンポジウムでは,エンカウンター・グループ研究の第一人者である野島一彦先生により「地域支援とグループ・アプローチ」というテーマでご講演いただく。
次に,話題提供第一部(担当:中地,小西)として,帝塚山大学でこれまで行われた地域支援のためのグループ・アプローチやプロジェクトに関して,現在までに実際にどのような大学と地域との協働がなされてきたのかを紹介する。話題提供第二部(担当:山口,心理学部学部生)では,現在帝塚山大学で行われている教育現場をフィールドとするプロジェクトや具体的なグループ・アプローチを紹介し,大学が地域で果たす役割について検討したい。
最後に,指定討論者の野島一彦先生からコメントをいただき,フロアも交えた積極的な意見交換の場としていきたい。
話題提供者:
中地展生(帝塚山大学心理学部),小西浩嗣(帝塚山大学),山口祐子(帝塚山大学心理学部),帝塚山大学心理学部生
指定討論者:
野島一彦(九州大学名誉教授)
九州大学名誉教授・跡見学園女子大学名誉教授。九州大学大学院教育学研究科教育心理学専攻博士課程単位取得後退学。博士(教育心理学),九州大学。公認心理師,臨床心理士,日本集団精神療法学会認定スーパーバイザー。
主な著書として『エンカウンター・グループの新展開 学びの書』,『エンカウンター・グループの新展開 出会いの書』(共著,木立の文庫,2020),『臨床心理学中事典』(監修,遠見書房,2022),『臨床心理学概論 第2版』(共編,遠見書房,2023)ほか多数。
メールアドレス nojimakazuhiko[@]yahoo.co.jp
ホームページ https://nojimakazuhiko2022.jimdofree.com
野島一彦スーパービジョンルーム https://sv.live-now.jp
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